受け口
受け口は上あごよりも下あごの方が突き出た状態を言います。反対咬合や下顎前突とも呼ばれており、歯のかみ合わせが本来とは逆になってしまっている状態です。下の前歯が上の前歯よりも出てしまっているのです。影響としては、上の歯が下の歯で隠れてしまったり、下あごが前に出てしまったりする見た目の問題や、うまくかめず食事がしにくい、歯磨きがうまくできない、滑舌が悪くなるといった生活上の問題があります。
原因は、遺伝や生活習慣、成長過程によるものです。生活習慣に関しては、うつぶせ寝やかみ癖、舌で前歯を押すといったものです。成長過程に関しては、下の顎の成長が大きいことや、骨格バランスがおかしくなることによって起きます。
受け口は、かむときに余計な力が入り、肩こりや頭痛、顎関節痛も引き起こすとされています。治療には、自らの歯やあご、口まわりの筋肉の状態を知ることが必要です。外科手術や、歯の矯正治療で治すことができます。