投稿者: shinjo_admin

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歯ぎしりも影響!? 顎関節症になる5つの原因

現代人の病とも言われている顎関節症。噛む力が弱くなり、顎関節が弱まっていることが原因とも言われていますが、主な原因は生活習慣にもあると言われています。 今回は、顎関節症になるとされる原因を5つ紹介します。   顎関節症とは? 「口を開けると顎が鳴る」 「口が大きく開かない」 「顎が痛む」 これらが顎関節症の主な症状です。どれか1つでも当てはまった人は顎関節症だと疑ったほうがいいかもしれません。顎関節症は慢性的な症状があり、顎まわりに何らかの異常があります。顎関節症になる原因について次に紹介していきます。   歯ぎしり・食いしばり・歯をならす 「歯ぎしり」「食いしばり」「カチカチと歯をならす」ことは就寝中に起こりやすい行為です。これはストレスから引き起こされているとも言われています。ストレスと顎関節症には深い関わりがあるのです。仕事や家庭などの人間関係によるものや精神的な緊張はストレスを引き起こします。 無意識に脳がストレスを発散させる方法として、筋肉を緊張させて歯ぎしりや食いしばりを引き起こし、ストレスを発散させます。食いしばりは肉体労働や仕事に集中している時に無意識に引き起こすこともあります。スポーツなどで食いしばってしまうこともあります。   咀嚼のクセ 左右どちらかに偏った咀嚼を偏咀嚼(へんそしゃく)と言います。虫歯などで片方の歯が痛い時にも片側に偏りやすくなるので注意が必要です。偏咀嚼になると、片側にかかる負担が大きくなり顎関節症を発症する原因となります。   顎に負担をかけるクセ 姿勢など顎に負担をかけるクセも発症の原因となります。頬杖をつくクセ、うつ伏せ寝、横向きに寝転んでテレビを見るなど姿勢のクセも顎に負担をかけます。顎と首の筋肉は連動しているため、猫背などもよくありません。   噛み合わせの悪さ 歯の噛み合わせの悪さは顎のずれをますます進行させます。噛み合わせの悪さは歯列矯正や抜歯、詰め物をすることによって引き起こされるのです。歯の変形や永久歯が生えないなどの生まれつきなことも噛み合わせの悪さにつながります。   顎の外傷 歯の治療で口を大きく開いたことが原因で顎関節が損傷することもあります。顎や首などにおった外傷も発症の原因となります。 顎関節症かもと思った時は 顎関節症の疑いがある時には、歯科医に相談してみましょう。そのまま放っておくと重病化することもあります。負担がかかっている部分を検査してもらい、原因を調べてもらいましょう。自分のクセなどにも気づくことも重要です。主な治療は普段の生活の中でのセルフケアが中心となります。
< 2017/04/22 >

休診日変更のお知らせ

4月23日(日)は休診致します。 4月26日(水)は通常診療致します。 ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承下さい 。
< 2017/04/06 >

歯ぐきが腫れた! 考えられる原因と対処法を知っておこう

突然、歯ぐきが腫れたということ経験をしたことがある人もいるでしょう。そのまま放っておいてしまいがちですが、歯ぐきや歯の異変を知らせるサインです。 今回は、歯ぐきが腫れる原因と対処法についてまとめました。 歯ぐきが腫れる原因とは? ・細菌の繁殖 歯の根の部分や歯ぐきとかぶせものの間に細菌が入り、繁殖すると炎症を起こします。膿んでしまうと歯ぐきの腫れにつながります。虫歯治療などで神経を抜いていると腫れていても痛みに気がつかないこともあるので注意が必要です。 ・歯肉炎、歯周炎、虫歯 歯と歯ぐきの間に歯垢がたまり、細菌が発生し歯ぐきの腫れを引き起こすことを歯周病と言います。細菌などを理由に歯ぐきが腫れた際、歯ぐきの炎症について「歯肉炎」と言い、歯骨にまで炎症が起こっているのが「歯周炎」と呼ばれます。虫歯の典型的な症状として歯ぐきが腫れることもあるので注意が必要です。 ・間違った歯磨き 歯ぐきの決まった部分が腫れやすい場合、歯磨きが間違っている可能性もあります。自身の歯ぐきに合わない歯ブラシを使っていることで、磨き残し(細菌)が生じていることもあるのです。また力任せに磨いたことで歯ぐきを傷つけ、傷口から細菌が入ってしまう場合もあります。 ・親知らず 親知らずは奥に生えるため、磨き残しで食べ物のカスが残りやすい場所です。そのため細菌が繁殖しやすく、歯ぐきが腫れやすい環境にあります。歯並びが悪い部分も同様に、歯ぐきが腫れやすいと言えます。 ・体調が悪い時 疲労や睡眠不足などで体調が悪い時は、免疫力の低下を招きます。影響を受けて歯ぐきなどに細菌が繁殖しやすくなり、歯ぐきが腫れるのです。アルコールを多量に摂取した場合も、免疫力が低下し、歯ぐきの腫れにつながることもあります。 歯ぐきが腫れた時の対処法 上記の原因で歯ぐきが腫れてしまった時の対処法を紹介します。痛みを抑えたい時には外から冷やすことがおすすめです。すぐに痛みを取り除きたい場合は、市販の痛み止めで抑えることもできますが、根本的な解決にはならないため、しっかり対処しましょう。 ・細菌の繁殖 まずは磨き残しがないように、しっかりと歯磨きをすることが大切です。殺菌効果のある歯磨き粉で磨くことで口の中の殺菌をすることができます。うがい薬でも口内の殺菌ができるため、症状が軽い腫れなら対処することができます。 ・歯肉炎、歯周炎、虫歯 初期の症状であれば、正しい歯磨きで症状を抑えることができます。炎症が進み、歯磨きだけで対処ができなくなると、歯医者での治療が必要です。虫歯はしっかり歯医者で治療しましょう。 ・間違った歯磨き 過度なブラッシングは歯ぐきを痛めるので、腫れてしまった時は柔らかい歯ブラシで優しくブラッシングしましょう。電動ブラシもおすすめです。磨き残しがないように正しい歯磨き方を歯医者で教えてもらうのも良いかもしれません。 ・親知らず 日頃から磨き残しがないように歯磨きが大切ですが、定期的に歯医者でクリーニングしてもらうと安心です。 ・体調が悪い時 睡眠を十分にとり、バランスの良い食事で身体を休め、体力の回復に努めましょう。 歯ぐきが腫れる理由はさまざまあります。歯ぐきが腫れた際には、上記のような方法で対処してみることをおすすめします。 もし、対処法を試しても変化が見られない場合には、専門家に相談することをおすすめします。何よりも、異変を感じたら放置することはせず、対処するように心掛けてください。
< 2017/04/04 >

たばこだけじゃない! 歯の黄ばみの原因4つ

「歯みがきしているはずなのに、なんとなく歯が黄色っぽい気がする……。たばこも喫わないのにどうして?」 そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。 歯の黄ばみはなぜ起こるのか、主な原因を知っておきましょう。   そもそも歯は「真っ白」なわけではない 「くすみのないツルツルの真っ白な歯に憧れる」という方は多いかもしれません。でも、私たち日本人には、もともとある程度黄色みを帯びた歯の人が多いということをご存知でしょうか? 歯の表面を覆うエナメル層は半透明で、その下にある乳白色の象牙質が透けて見え、これが歯の色となっているのです。日本人の象牙質は、白人に比べて黄色みが強い傾向があるとされています。やや黄みを帯びた乳白色の歯だとしても、必ずしも「黄ばみ」ではないということを知っておきましょう。   歯の黄ばみの主な原因4 もともと歯の色が真っ白ではないとは言え、その本来の歯の色ではなく、あきらかに歯に黄ばみが生じている場合ももちろんあります。歯の黄ばみが起こる主な原因として、以下のようなものが挙げられます。 (1)たばこのヤニによる着色 歯の表面のエナメル層は半透明ですが、色素が付着することによって着色が起こり、歯の黄ばみとなって現れます。その代表的なものが喫煙によるたばこのヤニ(タール)の付着です。たばこをよく喫う人ほど、歯に黄ばみが起こりやすいと言えるでしょう。 (2)色の濃い飲食物による着色 食べ物や飲み物によってエナメル層に着色が起こる場合もあります。ウーロン茶やコーヒー、紅茶などは歯に着色が起こりやすい飲み物として知られています。また、フルーツ類やカレー、しょうゆなども着色しやすいとされます。これらを食べたり飲んだりした際には、しっかりと歯みがきを行うことをおすすめします。 (3)加齢による変化 年齢を重ねるにつれエナメル層が薄くなり象牙質の色が透けて見えやすくなるため、歯の色に変化が現れます。象牙質の色自体も濃くなる傾向があるようです。 (4)治療後の詰め物、かぶせ物の影響 むし歯の治療で用いられる金属製の詰め物やかぶせ物は、年月を経ることで劣化します。この影響で歯の黄ばみや黒ずみなど変色が起こるケースもあります。 以上、歯の黄ばみの原因としてよく見られるものを4つご紹介しました。原因によって適切な改善方法は異なります。黄ばみが気になっているという方は、まずは歯科医に相談してみることをおすすめします。
< 2017/02/20 >

やっぱり痛いの? 歯列矯正で感じる痛みと対処法とは

歯並びや噛み合わせが気になっていて、歯列矯正をしようかなと考える人をためらわせる要因の一つに「矯正治療中の痛み」があるかと思います。 歯列矯正を行った人の経験談として、「痛かった」という声を聞くことは多いものです。やはり治療にはかなり痛みがあるのでしょうか? 気になる歯列矯正の痛みについてお伝えします。   歯が動くときに痛みが生じる 結論から言えば、歯列矯正治療中にまったく痛みを感じないという人はほとんどおらず、痛みの感じ方に個人差はあるものの、なんらかの痛みが生じることはあらかじめ覚悟しておくべきだと言えます。 歯列矯正というのは、力をかけて歯を動かす治療です。歯が動くときには歯ぐきなどに炎症が起こるため、多くの人が痛みや違和感を覚えます。とは言え、この痛みを感じるのは矯正装置を付けてから数日間程度です。調整を行った後なども数日間同様の痛みを感じる場合がありますが、治療期間中ずっと痛みが続くというわけではありません。食事などものを噛むときだけ痛みを感じるというケースもあります。   矯正装置が口内に当たることによる痛み 矯正装置はできるだけ違和感が少なくなるように作られていますが、それでも矯正装置が当たってしまう部分には、擦れなどによる腫れや炎症が起こりやすくなります。いわゆる口内炎による痛みですが、これも矯正治療中に起こりやすい痛みの一つだと言えるでしょう。 この場合は、矯正装置が当たってしまう部分の調整を行ったり、矯正ワックスを使用したりすることで痛みを緩和できます。 また、歯列矯正が進んでくると装置が強く当たる部分がなくなってくるため、口内炎の問題は起こりにくくなります。   歯列矯正中の痛みを緩和する方法 先述のとおり、歯列矯正中の痛みは、ほとんどの人が感じることになります。歯が動くときの生じる痛みは歯列矯正の効果が表れていることの証だとも言えます。しかし、痛みを感じることはストレスになります。痛みを和らげるための方法を試みましょう。 ・市販の痛み止めを飲む 痛みが我慢できないような場合には、がまんせず市販の痛み止め(頭痛薬、鎮痛剤など)を飲みましょう。ただし、あくまでも痛みが強いときだけにして、長期間にわたって服用することは避けてください。 ・食塩水やうがい薬でうがいを行う 口内炎は細菌の繁殖によって起こることが多いものです。食塩水や市販のうがい薬を用いて、口内を清潔にすることは口内炎を改善し、痛みを和らげることに役立ちます。 ・食事は柔らかいメニューと口内炎に効く栄養素を意識する 歯が動くときには、食事の際に痛みを感じることも多いものです。この時期は、スープや雑炊など、やわらかくてあまり強く噛む必要のない食事メニューを選ぶようにしましょう。 口内炎の改善には、粘膜を丈夫にするビタミンB群やビタミンA(βカロテン)などを食事から積極的に摂取するのも大切です。   以上、歯列矯正の際に感じる痛みと、ご自身でできる対処法についてお伝えしました。もちろんこうした対処法とは別に、歯科でできる痛みの緩衝治療もあります。矯正治療中の痛みがつらい場合は、歯科医にご相談なさることをおすすめします。
< 2017/02/10 >

「むし歯」の原因と予防法 どうして虫歯になるか知ってる?

誰もが、歯に痛みが生じる虫歯にはなりたくないと考えていることでしょう。放置しておくと抜かなければならない状態になったり、顎の骨にまで虫歯が侵食して熱や嘔吐などの症状があらわれる骨髄炎(こつずいえん)になる可能性もあります。 虫歯にならないためには、虫歯の原因と予防法を正しく知らなければいけません。 ここでは、虫歯の原因と予防法についてご紹介します。   虫歯の原因は? 虫歯は、歯の表面に付着している歯垢(プラーク)に虫歯の主な原因であるミュータンス菌が棲みつくことで発生します。ミュータンス菌は糖分を分解したときに酸を出します。この酸によって歯のエナメル質が溶かされ、歯に穴があいてしまうのです。 では、なぜ虫歯の原因菌が歯垢に棲みついてしまうのでしょうか。以下の理由が考えられます。 ・歯磨きが不十分な人 歯磨きが下手だったり、短時間ですませる傾向のある方は、歯垢が残りやすいため食事の度に、大量の酸が作り出されてしまいます。通常であれば唾液が、虫歯菌が出した酸を中性に戻すのですが、歯垢が多いために唾液の効果が十分に得られません。このため虫歯になります。 ・間食が多い人(甘いものを好んで食べる) 虫歯菌は糖を分解して酸を出します。このため、間食で甘いお菓子など糖分の多いものを頻繁に食べる人は虫歯になりやすいです。甘いものに限らず間食が多い人はそれだけ口の中が酸性に傾く回数が増えるため注意が必要です。 ・虫歯菌の影響を受けやすい体質の人 歯の質が弱いと虫歯菌の酸の影響を強く受けてしまいます。虫歯菌の酸に歯が溶けやすいので進行も早いです。また唾液の量が少ないと歯は虫歯になりやすいです。 同様に、もともと口の中の虫歯菌が多い人は、虫歯菌の影響を受けやすいと言えます。   虫歯予防法 ・寝る前に歯磨きをする 虫歯菌は寝ている時に活発に動きます。また睡眠中は唾液の量が減るため虫歯のリスクが高まります。このため、寝る前の歯磨きは欠かさず行いましょう。 ・デンタルフロスで歯と歯の間の汚れを落とす 虫歯は歯と歯の間からできてしまうことが多く全体の9割に及びます。このため、デンタルフロスで歯と歯の間をきれいにすることは非常に効果が高いと言えます。 歯磨きの際は、まずデンタルフロスを使用して歯の間の汚れをかき出し、次に歯磨きをするのがおすすめです。 ・フッ素入りの歯磨き粉を使用し、しっかりつける 歯を守るためにはフッ素が重要な役割をしています。 フッ素は歯の溶けた成分を戻す再石灰化を行う時に、エナメル質と結びついてより硬い構造になるという歯を強化する働きがあります。 このため、歯磨き粉は十分な量使うようにしましょう。 ・フッ素洗口をする習慣をつける 虫歯になりやすい人には、寝る前のフッ素洗口がおすすめです。フッ素洗口はフッ化物洗口とも言い、フッ素を配合した薬品を用いてぶくぶくうがいをして虫歯を防ぐ方法です。無味無臭なため歯磨き粉の味が苦手という子供にも有効ですよ。寝る前に1回行うようにしましょう。 ・歯磨きできないときはキシリトール 仕事や外出中など歯磨きをすることが難しいこともあります。歯磨きができないときは、キシリトールガムを噛みましょう。虫歯の発生を抑える効果が期待できます。 ここでは自分でできる身近な方法をご紹介しました。しかし「どうもうまく磨けない」「ピリピリしみる感じがするけど虫歯があるか不安」という場合は医師の診察を受けましょう。自分ではうまく磨けない場所があるかもしれません。歯磨きのアドバイスをもらったり、フッ素塗布を受けるなど、さまざまな提案をしてもらえますよ。
< 2017/01/30 >

「噛み合わせ」の悪さが身体に影響を与える? 頭痛の原因にもなるの?

現代では顎が細い人が増えているため、歯の噛み合わせが悪い人は珍しくありません。噛み合わせの悪さは身体にさまざまな影響を与えるため、注意が必要です。 ここでは、噛み合わせの悪さが引き起こす悪影響についてご紹介します。   口内へ及ぼす影響 ・虫歯になりやすい 歯は通常、他の歯がぶつかることで汚れが落ち、新たにつきにくくなります。ですが噛み合わせが悪いとプラークが付きやすくなり、また落ちにくくなり、虫歯になる恐れが高くなります。  ・歯周病になりやすい 噛み合わせが悪いと、モノを噛む際によく利用している歯だけに負担がかかるようになります。また歯並びが悪いことで噛む力がまっすぐ伝わらないため、歯周病になりやすくなると言われています。  ・顎関節症になりやすい 顎関節症は噛み合わせが良い場合にも起こることがありますが、噛み合わせが悪い人は通常よりも顎関節症になりやすいので注意が必要です。顎の関節に加わる負荷がバランスよく分散されず特定の場所に大きく負担がかかるため顎関節症になり、さらには悪化しやすいという特徴があります。   身体に及ぼす影響 ・顔が歪みやすい 顔には、表情筋の他にも咀嚼筋(そしゃくきん)などといった複数の筋肉でできています。噛み合わせが悪いと片方だけで噛む癖がつきやすく、筋肉のバランスが悪くなり、顔の形が歪んでくることがあります。骨は筋肉によって変化するため、やがては顎が変形する恐れがあります。 ・肩こりが起こりやすい 噛むときに使う筋肉の1つに、広頚筋(こうけいきん)というものがあります。広頚筋は首や肩にかけてつながっているため、噛み合わせが悪く、噛むときの筋肉バランスが崩れていると広頚筋にも負担がかかります。そのため、肩がこりやすくというメカニズムが産まれてしまいます。 ・頭痛を起こしやすい 噛む筋肉のひとつに側頭筋(そくとうきん)というものがあります。側頭筋は顎の関節から頭の横につながっている筋肉です。噛み合わせが悪いところの筋肉が緊張状態となり、頭痛を引き起こすことがあります。 噛み合わせの悪さは、身体全体のバランスにも影響します。場合によっては腰痛・肩こり・めまいなどを引き起こすことがあります。 噛み合わせが悪いことは、さまざまな不調に繋がります。今回ご紹介した症状に思い当たる点がある方は、噛み合わせと照らし合わせて考えてみる必要があります。 歯並びが悪い、顎がカクカク鳴るなどはっきりとした自覚症状がある方は医師に相談することをおすすめします。
< 2017/01/25 >

どっちを選ぶ? インプラントと入れ歯の違いとは

インプラントとは歯を失ったときの治療法のひとつで、近年この治療法が注目を集めています。虫歯などで歯を入れ替えるときにこの治療法にするかどうかを問われることも出てくるでしょう。 ではこのインプラントとはどんな治療法なのでしょうか。入れ歯との違いやメリットも含めて解説します。   インプラント――どんな治療法? インプラントとは失くしてしまった歯に代えて人工の歯根を埋め込み代替の歯とするものです。3つの部品から構成され、ネジの形をした歯根を歯槽骨に入れ込み、その上に支台部(人工歯を支える役割の器具)を取り付け、さらにその上に人工歯を付けるという形です。 形状や素材、手術方法にも種類があり、装着には歯科医師と相談の上で決めていきます。   インプラントのメリット ■元の自分の歯のように噛む力を持てる 歯根が歯槽骨に埋まっているのでしっかりと固定されていて、ものを噛むときに伝わる力が強いです。人工歯を装着しているという違和感がなく、元の歯に戻った感覚を掴めます。 がたつきもないので固いものでも安心して噛むことができます。   ■入れ歯での不快感が解消できる 入れ歯は金属やプラスチックというその素材上、どうしても口に合わず不快感を覚えることでしょう。また食べ物の味や温かみがわかりにくく美味しく感じられないものです。 さらにしゃべりにくく、部分入れ歯を固定するバネが歯の間にあって見た目にも良くないというマイナス点もあります。 インプラントは顎の骨にまで遡って歯を固定するので、物の感触や温度が伝わり元の歯と遜色のないイメージです。しゃべりにくいこともなく、不自然な金具が見えることもありません。   インプラントのデメリット 保険適用外で自由診療になります。インプラント治療では医療機器や使われる素材なども高価なものが多いです。治療には手術が必要で身体の他の部分で疾患を抱えている人は手術が受けられません。手術であるからには医療事故が起きる可能性もあり、歯科医師の技力を見極める必要もあります。治療期間は検査・診断、経過を見る期間も含め長期に渡ります。 これに対して入れ歯のメリット・デメリットはどんなものがあるのでしょうか。   入れ歯の装着方法 部分入れ歯の場合だと人工の歯を左右両隣の歯にバネで引っかけて装着します。取り外しが自分で可能です。 入れ歯の種類には保険適用の既製品や歯科技工士が患者に合ったものを作るオーダーメイド型があります。   入れ歯のメリット 保険が適用できるものもあり費用がインプラントに比べて安いです。取り外しができるので自分でメンテナンスできます。部分入れ歯や総入れ歯と、用途によって付けられる入れ歯にも種類があり、広範囲に渡る歯の欠損にも対応できます。   入れ歯のデメリット 噛む力が弱まるのがデメリットのひとつです。口のなかに入れ歯をあることの違和感や不快感も出てきます。入れ歯の固定がしっかりしていないと隙間に食べ物が残り、周辺の歯の虫歯の原因になることも。入れ歯の洗浄などメンテナンスを怠ると不衛生になり、菌が口のなか全体に広がっていきます。 インプラントと入れ歯にはそれぞれメリット・デメリットがあります。ご自分が求める歯はどんなものなのか、判断をされた上で治療法を選ぶと良いのではないでしょうか。 歯科医師の意見はもちろんですが信頼できる歯科医師かどうかの評判も含め吟味を重ねていくべきものです。
< 2017/01/17 >

いつから始めればいい? 小児矯正の開始時期

歯は一生使うものです。大人になっても定期的なメンテナンスや毎日の歯磨きは欠かせません。しかしもともとの歯並びの状態が良くなくて矯正が必要なケースも出てきます。気になるのは幼いお子さんに矯正が必要だったときいつから矯正を始めればいいかということでしょう。 小児矯正の開始時期についてご紹介します。   矯正が必要な歯とは まずはどんな歯の状態が矯正するものなのかを知っておく必要があります。お子さんの身体の成長を見守るのは親の役目です。治療すべきところは早めに気づき適切な処置を施してあげたいものです。   ■出っ歯 上の前歯が他の歯に比べて前にせり出している状態を言います。歯に唾液が行き渡りにくくなり虫歯や歯周病の原因になります。   ■受け口 下あごが上あごよりも発達して突き出た感じのあごのことです。歯の噛み合わせにも影響し、しっかり噛むことができなくなります。   ■すきっ歯 歯と歯の間に隙間ができている状態の歯並びです。歯の隙間に歯垢がたまりやすくなり、虫歯の原因にもなります。   子共の矯正の開始時期 上記の症状が見られたときにいつから矯正を始めるかですが、年齢で言えば6歳から10歳の間、乳歯から永久歯に生え変わる時期が良いです。 永久歯に生え変わった後だと歯を動かすために抜歯をしなければいけなくなることもあり、治療も大掛かりなものになってしまいます。 この時期にやる意味としては永久歯がきれいな形で生えるように土台となるあごを整えられることが挙げられます。上下のあごのバランスや噛み合わせや形が良くなり、その後の成長もスムーズにいくことが見込まれるのです。   小児矯正のメリット まだ虫歯のない幼いときから矯正を始めれば、銀歯などの詰め物がない状態なので矯正装置の装着がしやすく障壁がない分、矯正の効果も高まります。 また思春期に矯正装置をつけることに抵抗を感じるお子さんもいるでしょう。逆に矯正をしないままで歯並びが悪いのもコンプレックスとなりかねません。幼児期から矯正を始めておけば、このような懸念はなくなります。お子さんのためを思えば、早い時期に始めておくほうが良いのです。   小児矯正の注意すべき点 口内に矯正装置を固定すると食べかすがたまりやすくなり、虫歯になるリスクがあります。歯磨きを徹底して予防に心がけなければなりません。また口のなかに違和感がある状態が続くのでストレスを感じるようになります。お子さん本人のためを思ってしていることで、矯正して良くなるというイメージを抱かせながら治療に取り組むことが大切です。 小児矯正は早くすることに後々メリットが出てきます。大人になってから困らないように幼いうちから始めるものです。その思いはきっとお子さんに届くはずで、愛情の表れをいつしかお子さんが気づき、大人になって自分の子どもにもそんな視点を向けることでしょう。 小児矯正は親がどう対処するかにかかっています。お子さんの歯の異変に気づく目を持ち、適切な対応ができるように心がけたいです。
< 2017/01/10 >

治したい! 歯ぎしりの原因と対処法

歯ぎしりは上下の歯を擦り合わせて音が出るものです。癖のようなもので気が付いたらしているときがあります。ひどくなると周囲にも音が漏れ、視線を向けられることもあるでしょう。 歯ぎしりは歯を強く擦り合わせ力を加えるので、歯に負担がかかり癖で終わらせていいものではありません。放っておくと歯や身体に悪影響を及ぼします。 できることなら悪い癖は治したいもの。歯ぎしりを直すための原因や対処法を紹介します。   歯ぎしりの原因とは? ■ストレス まず挙げられるのがストレスです。日常生活で思うようにいかず、不満や不平を抱えているとそれが歯ぎしりになって表れることがあります。溜めてきた怒りや衝動を発散する気持ちが歯に向くわけです。常日頃のイライラを自分の歯がすべて受け止めていると考えれば、歯にも申し訳ない気持ちになってくるのではないでしょうか。こうしたことが続けば歯だって悲鳴を上げたくなるはずです。   ■歯の噛み合わせの悪さ 噛み合わせが悪いと気になって歯ぎしりをしたくなる衝動に駆られます。これもある種のストレスと捉えられるかもしれません。噛み合わせが悪い原因には歯並びが悪い、歯の治療後の詰め物が合っていないなどが挙げられます。 また治療中の歯に違和感があって無理に歯ぎしりをしてしまうと、治るものも治らなくなってしまいます。 噛み合わせが悪くてもそれに慣れることもあるでしょうが、どうしても気になって歯ぎしりがひどくなるときは歯科医師に相談するなど対処が必要です。   歯ぎしりでどんな影響が出る? 歯ぎしりは顎にも力が入り関節に負担がかかります。ひどくなると口を開くときに顎がカクカク鳴るようになり、顎関 節症を引き起こします。顎の筋肉の消耗が激しいと首や肩までも疲弊し、肩こりや疲労感がひどくなることも。顎の筋肉は頬を伝って頭部につながっているため筋肉の締め付けられる感覚が偏頭痛となって表れることもあります。   歯ぎしりの治療法は? 自分でできる対処法としては睡眠をしっかり取ることです。質の良い睡眠を心がけ、うつ伏せなど歯に圧力が加わる姿勢は避けるようにします。快適な温度で冷えや発汗がない環境を整えたいです。 睡眠中の歯ぎしりはマウスピースの装着が有効です。無意識に歯ぎしりしてもマウスピースが衝撃を緩和します。マウスピースは歯科医院で自分に合ったものを作ります。歯ぎしりのし過ぎで朝起きたときに顎が痛くなるということがなくなり、身体の負担も軽減できるでしょう。 歯ぎしりをしてしまうストレスの要因が何かわかっているならそれを取り除くような生活を心がけます。家のなかが片付いていなくて物を出し入れするときにストレスになっていたなど、歯ぎしりの原因で思い当たることが出てくるかもしれません。 噛み合わせが問題のときは歯科医院で噛み合わせを調整できます。詰め物を削ってもらい調整すると口のなかの違和感がなくなるでしょう。 歯ぎしりは歯や顎だけでなく首や肩、頭など周辺にまで影響を及ぼす危険性があります。慢性的に歯ぎしりをしているとそれだけ身体への負担も大きくなるのです。原因がわかっていれば、その対処もできるはずです。早めに治して心身ともに健康な身体を取り戻しましょう。
< 2017/01/05 >