歯ぐきが腫れた! 考えられる原因と対処法を知っておこう
2017/04/04突然、歯ぐきが腫れたということ経験をしたことがある人もいるでしょう。そのまま放っておいてしまいがちですが、歯ぐきや歯の異変を知らせるサインです。
今回は、歯ぐきが腫れる原因と対処法についてまとめました。
歯ぐきが腫れる原因とは?
・細菌の繁殖
歯の根の部分や歯ぐきとかぶせものの間に細菌が入り、繁殖すると炎症を起こします。膿んでしまうと歯ぐきの腫れにつながります。虫歯治療などで神経を抜いていると腫れていても痛みに気がつかないこともあるので注意が必要です。
・歯肉炎、歯周炎、虫歯
歯と歯ぐきの間に歯垢がたまり、細菌が発生し歯ぐきの腫れを引き起こすことを歯周病と言います。細菌などを理由に歯ぐきが腫れた際、歯ぐきの炎症について「歯肉炎」と言い、歯骨にまで炎症が起こっているのが「歯周炎」と呼ばれます。虫歯の典型的な症状として歯ぐきが腫れることもあるので注意が必要です。
・間違った歯磨き
歯ぐきの決まった部分が腫れやすい場合、歯磨きが間違っている可能性もあります。自身の歯ぐきに合わない歯ブラシを使っていることで、磨き残し(細菌)が生じていることもあるのです。また力任せに磨いたことで歯ぐきを傷つけ、傷口から細菌が入ってしまう場合もあります。
・親知らず
親知らずは奥に生えるため、磨き残しで食べ物のカスが残りやすい場所です。そのため細菌が繁殖しやすく、歯ぐきが腫れやすい環境にあります。歯並びが悪い部分も同様に、歯ぐきが腫れやすいと言えます。
・体調が悪い時
疲労や睡眠不足などで体調が悪い時は、免疫力の低下を招きます。影響を受けて歯ぐきなどに細菌が繁殖しやすくなり、歯ぐきが腫れるのです。アルコールを多量に摂取した場合も、免疫力が低下し、歯ぐきの腫れにつながることもあります。
歯ぐきが腫れた時の対処法
上記の原因で歯ぐきが腫れてしまった時の対処法を紹介します。痛みを抑えたい時には外から冷やすことがおすすめです。すぐに痛みを取り除きたい場合は、市販の痛み止めで抑えることもできますが、根本的な解決にはならないため、しっかり対処しましょう。
・細菌の繁殖
まずは磨き残しがないように、しっかりと歯磨きをすることが大切です。殺菌効果のある歯磨き粉で磨くことで口の中の殺菌をすることができます。うがい薬でも口内の殺菌ができるため、症状が軽い腫れなら対処することができます。
・歯肉炎、歯周炎、虫歯
初期の症状であれば、正しい歯磨きで症状を抑えることができます。炎症が進み、歯磨きだけで対処ができなくなると、歯医者での治療が必要です。虫歯はしっかり歯医者で治療しましょう。
・間違った歯磨き
過度なブラッシングは歯ぐきを痛めるので、腫れてしまった時は柔らかい歯ブラシで優しくブラッシングしましょう。電動ブラシもおすすめです。磨き残しがないように正しい歯磨き方を歯医者で教えてもらうのも良いかもしれません。
・親知らず
日頃から磨き残しがないように歯磨きが大切ですが、定期的に歯医者でクリーニングしてもらうと安心です。
・体調が悪い時
睡眠を十分にとり、バランスの良い食事で身体を休め、体力の回復に努めましょう。
歯ぐきが腫れる理由はさまざまあります。歯ぐきが腫れた際には、上記のような方法で対処してみることをおすすめします。
もし、対処法を試しても変化が見られない場合には、専門家に相談することをおすすめします。何よりも、異変を感じたら放置することはせず、対処するように心掛けてください。