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入れ歯の種類はいろいろ! 選び方のポイントは?

2017/09/11

歳を取り歯が減ってきた場合や、事故などで歯を損失してしまった場合に必要になってくるのが「入れ歯」です。入れ歯にはたくさんの種類があり、それぞれ特徴や費用が異なってきます。ここでは入れ歯の種類と、選び方のポイントをご紹介していきます。

 

総入れ歯の種類と選び方

歯のほとんど全部がなくなってしまったり劣化してしまった場合は、「総入れ歯」を検討する必要があります。総入れ歯の種類と選び方のポイントとしては次のようになります。

①ノーマル

樹皮で造られた一般的な総入れ歯です。唯一保険適応内となるため費用を抑えたい方向け。費用は1万円前後が相場(保険適応した場合)です。

②コバルトクロムプレート

プレートにコバルト板が張られた総入れ歯です。熱を抑え耐久性もそれなりに高いのが特徴的。こちらも費用が比較的安いため、費用を抑えつつワンランク上を望む方向け。費用は35万円前後です。

③トルティッシュプレート

プレートがメッシュ状になっており、小さな穴が無数に開けられている総入れ歯です。飲み物やスープの味を感じやすいのが特徴的。費用は30万円前後です。

④チタンプレート

プレートにチタン板が張られた総入れ歯です。チタンは軽くて丈夫であるため、使い勝手が良いのが特徴的。また身体への金属アレルギーの影響も少ないです。費用は30万円~50万円が相場です。

⑤貴金属(ゴールド)プレート

プレートにゴールド板が張られた総入れ歯です。装着した際の適合性が高く、見た目の変色や劣化も少ないのが特徴的。こちらも金属アレルギーの影響が少ないです。費用は高めで、50万円~70万円が相場です。

 

部分入れ歯の種類と選び方



歯の一部分のみ損失している場合は、「部分入れ歯」を検討する必要があります。部分入れ歯の種類と選び方のポイントとしては次のようになります。

①ノーマル

金属の留め具(クラスプ)を用いた一般的な部分入れ歯です。唯一保険適応内となるため費用を抑えたい方向けです。費用は5000円~3万円前後が相場です(歯の本数、上下額、片方か両方による)。

②ソフトアタッチメント

二重のクラウンを使った留め具を用いた部分入れ歯で、クラウン内部は頑丈なソフト樹脂でできています。費用は5万円前後が相場です。

③バルプラスト

軽く弾力性も高いナイロン素材を用いた部分入れ歯です。残った歯に負担をかけず、丈夫で長持ちし易いのが特徴的。こちらも金属を使用しないため金属アレルギーの心配もありません。費用は20万~30万円前後です。

④ソフトデンチャー

歯茎に接する部分に特殊加工を施した部分入れ歯です。入れ歯独特の痛みが少ないため、歯茎が痩せている方などにおすすめの部分入れ歯。こちらも金属を使用しないため金属アレルギーの心配もありません。費用は20万円前後です。

入れ歯には実にさまざまな種類があります。それぞれで機能や費用も異なってくるので、どれが良いとは一概には言えません。ご自身の歯の状況と金銭面を考えた選び方をするのがよいでしょう。