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デンタルフロスを使うメリットと使い方のコツ

2017/06/09

歯科医でも勧められることの多い「デンタルフロス」。デンタルフロスは、歯みがきではとどかない歯と歯の隙間の汚れを上手く取り除く効果が絶大です。

ここでは、デンタルフロスを使うことのメリット、またデンタルフロスの使い方のコツをご紹介していきます。

 

デンタルフロスを使うメリット

糸状で歯と歯の隙間の汚れまで綺麗に落としてくれる「デンタルフロス」。デンタルフロスには、歯みがきだけでは得られない次のようなメリットがあります。

・虫歯の原因となりやすい隙間の汚れを落とせる
虫歯や歯周病の原因となりやすいのは、歯と歯の間に入り込んだ頑固な汚れです。歯ブラシでは構造上、どうしても届かない隙間が生まれますが、デンタルフロスであればそういった際どい隙間の汚れも上手くすくい上げられます。

・被せ物の具合をチェックできる

ズレてしまった、歯に合わなくなった被せ物を使用し続けていると、それが虫歯や歯周病の原因につながってしまうことがあります。デンタルフロスを通すことで、同時に被せ物の具合をチェックできるようになるのです。
デンタルフロスを使った際に、糸が引っかかってしまう、糸が切れてばらける、糸が入らないような場合は周囲の被せ物が合っていない可能性があります。

・歯周病をチェックできる
歯肉に触れた際に出血があると、歯周病が疑われます。

デンタルフロスを使うことで、歯の隙間にある歯肉に糸があたりますので、歯周病になりやすい歯の隙間の状態を確認できるのです。デンタルフロスの糸が血で赤く染まってしまうと、周囲の歯肉に歯周病が疑われます。

以上のようなメリットがデンタルフロスにはあります。

 

デンタルフロスの使い方のコツ

続いて、デンタルフロスを効果的に使用するためのコツをご紹介します。

・ゆっくりと隙間に入れる

デンタルフロスの糸は端を左右の手で片方ずつ持ち、左右にゆっくりと動かしながら、徐々に歯の隙間に入れていきます。急に押し込むと歯肉を痛めてしまうので注意です。

・「く」の字を描き歯に当てる

デンタルフロスの糸を、やや引っ張る形で、磨きたい歯の表面に「く」の字になる形で当て込みます。

・ゆっくりと汚れをすくい上げる
「く」の字の状態から、左右に動かしながらゆっくりと歯の隙間の汚れをすくい上げていきます。一気にすくい上げようとすると歯の汚れが隙間に落ちてしまい逆効果となるので注意です。

 

デンタルフロスは歯みがきとセットで

デンタルフロスはあくまで歯の隙間を磨くためのアイテムです。
口内の全体的なブラッシングは歯みがきの方が効果的ですので、まずは歯みがきをした上で、隙間の汚れをデンタルフロスで仕上げていきます。
デンタルフロスを併用すれば、歯の汚れ(歯垢)を約80%除去することが可能です(歯みがきだけの場合は60%程度しかできない)。



このように、デンタルフロスは歯を綺麗に保つ上で欠かせないアイテムです。面倒な部分もありますが、歯みがきとデンタルフロス両方を使えば、歯を良い状態に保つことができるのです。