歯ぎしりも影響!? 顎関節症になる5つの原因
2017/04/22現代人の病とも言われている顎関節症。噛む力が弱くなり、顎関節が弱まっていることが原因とも言われていますが、主な原因は生活習慣にもあると言われています。
今回は、顎関節症になるとされる原因を5つ紹介します。
顎関節症とは?
「口を開けると顎が鳴る」
「口が大きく開かない」
「顎が痛む」
これらが顎関節症の主な症状です。どれか1つでも当てはまった人は顎関節症だと疑ったほうがいいかもしれません。顎関節症は慢性的な症状があり、顎まわりに何らかの異常があります。顎関節症になる原因について次に紹介していきます。
歯ぎしり・食いしばり・歯をならす
「歯ぎしり」「食いしばり」「カチカチと歯をならす」ことは就寝中に起こりやすい行為です。これはストレスから引き起こされているとも言われています。ストレスと顎関節症には深い関わりがあるのです。仕事や家庭などの人間関係によるものや精神的な緊張はストレスを引き起こします。
無意識に脳がストレスを発散させる方法として、筋肉を緊張させて歯ぎしりや食いしばりを引き起こし、ストレスを発散させます。食いしばりは肉体労働や仕事に集中している時に無意識に引き起こすこともあります。スポーツなどで食いしばってしまうこともあります。
咀嚼のクセ
左右どちらかに偏った咀嚼を偏咀嚼(へんそしゃく)と言います。虫歯などで片方の歯が痛い時にも片側に偏りやすくなるので注意が必要です。偏咀嚼になると、片側にかかる負担が大きくなり顎関節症を発症する原因となります。
顎に負担をかけるクセ
姿勢など顎に負担をかけるクセも発症の原因となります。頬杖をつくクセ、うつ伏せ寝、横向きに寝転んでテレビを見るなど姿勢のクセも顎に負担をかけます。顎と首の筋肉は連動しているため、猫背などもよくありません。
噛み合わせの悪さ
歯の噛み合わせの悪さは顎のずれをますます進行させます。噛み合わせの悪さは歯列矯正や抜歯、詰め物をすることによって引き起こされるのです。歯の変形や永久歯が生えないなどの生まれつきなことも噛み合わせの悪さにつながります。
顎の外傷
歯の治療で口を大きく開いたことが原因で顎関節が損傷することもあります。顎や首などにおった外傷も発症の原因となります。
顎関節症かもと思った時は
顎関節症の疑いがある時には、歯科医に相談してみましょう。そのまま放っておくと重病化することもあります。負担がかかっている部分を検査してもらい、原因を調べてもらいましょう。自分のクセなどにも気づくことも重要です。主な治療は普段の生活の中でのセルフケアが中心となります。