知ってる? 「重曹うがい」で虫歯予防に!
2017/10/25生活において様々なシーンで活用できる便利アイテム「重曹」。この重曹、実は歯にも良く、虫歯予防にもつながることをご存知でしょうか。
ここでは虫歯予防に繋がる「重曹うがい」の効果や、そのやり方についてご紹介していきます。
重曹うがいのやり方
重曹うがいのやり方は簡単です。
コップ1杯の水に食用の重曹をスプーン1杯程度混ぜ、その水で10秒程度うがいをするだけです。食事後のタイミングなどにおこなうのが効果的であると言われています。うがい後はそのままでも問題ありませんが、重曹が気になるようでしたら水で仕上げ洗いをするのも良いでしょう。
ポイントとしては、「ぐちゅぐちゅ」と口の中で転がすようにうがいをすること。「ガラガラ」と喉を使ったうがいをすると重曹で喉を傷める危険性があるので、口の中で転がすようにうがいをします。うがいをするというよりも、口の中をゆすぐというイメージでおこなうといいかもしれませんね。
重曹うがいの効果
重曹うがいをすることで次のような効果が得られます。
①虫歯予防効果
重曹には“酸”を中和する効果があります。虫歯は食べ物から生まれる酸が歯を溶かすことにより起こるケースが多いため、酸を中和する重曹は結果的に虫歯予防につながるのです。
②殺菌効果
重曹には細菌などを殺菌する力もあります。虫歯の原因菌を殺し、歯や口内の衛生を保つ効果も期待できます。
③口臭予防効果
重曹には消臭効果もあります。口内に溜まった食べ残しやタバコなどの嫌な臭いを消し、口臭を抑えることにも貢献します。
重曹うがいの注意点
重曹うがいをする上で、いくつか注意すべき点があります。
①重曹は“食用”のものを使う
重曹には医療用・食用・工業用の大きく3タイプがあります。口に含みうがいをする場合は食用の重曹を使ってください。医療用や工業用の重曹を使いうがいをしてしまうと健康を害してしまう恐れもあるので注意が必要です。
②重曹うがい後の歯磨きは避ける
重曹うがいをした直後に歯磨きをすると、重曹による研磨効果により、エナメル質や歯茎を傷めてしまうことがあります。多少であれば問題ありませんが、できるだけ重曹うがいの後に歯磨きを念入りにするのは避けたほうが賢明でしょう。
③塩分に注意
重曹には塩分が多量に含まれています。10gの重曹に約2.7gの塩分が含まれているというのが一般的です。塩分取り過ぎの方、塩分制限を受けている方が頻繁に重曹うがいをすると体に害を及ぼす恐れがありますので、こちらも自身の状態を考慮した上で加減が必要となります。
以上が重曹うがいのやり方や効果となります。重曹うがいは手軽におこなえ、なおかつ虫歯予防効果も高いと言われていますので、虫歯が気になる方はぜひ実践してみてはいかがでしょうか。